多重債務とは?
バブル崩壊後、長引く不況の影響により会社のリストラ・倒産で失業したり、収入が減少する人が増加しました。
その一方で、クレジットカードの大量発行や、サラ金の無人契約機の普及などにより気軽に借金ができる社会となってきています。
そのため、複数のクレジット・貸金業者などから借入れをして、返済が困難になっている多重債務者が増えています。
多重債務者とは、「金額過多に陥っている人」のことであり、本人の支払い能力を超えて借り入れをしている債務者を指します。
多件数債務者とは、「件数過多に陥っている人」のことをいいます。
どちらにしろ「多重債務者」として一括りにされるのですが、消費者金融にとっては、両者の捉え方は全く違うものになります。
消費者金融に借入を申し込み、契約が決まった後は、実際の融資となりますが、この金額は「信用度」によって、変わってきます。
つまり、信用がある人には、消費者金融は高額な融資を行い、反対に低ければ、定額な融資を行うか、申込さえも拒否をするでしょう。
消費者金融から見た、各債務者の捉え方
- ●多額債務者
- 1社で計100万を借入ているような人です。
金額が大きくても、1社で高額借入ができるということは、「同額分の信用がある」ということになります。 - ●多件数債務者
- 5社で20万ずつの計100万の借入をしているというような人です。
1社20万しか借入ていないのですが、こういう人ほど、消費者金融は注視します。
なぜなら、「信用度が低いから、数でまかなっている」と見られるのです。
当サイトでは、多額の借金を法的に減らすための任意整理や民事調停のしくみ、手続きの進め方から、自己破産の方法など、詳しく解説していますので、多重債務でお困りの方は、参考にしていただければと思います。