事前準備
複数の貸金業者から借り入れをしており、毎月の返済に困っていたり、今にも返済が滞ってしまいそうな多重債務に陥っている場合はお早めに借金問題を弁護士に相談することをおすすめします。 弁護士に相談することで債務や収入、家計の状況などから、どの債務整理が適しているのかを判断してもらうことができますし、債務整理を弁護士に依頼すれば、個人で行うよりも確実に適用させることができます。
そこで、まずは弁護士に相談する前に現在の状況がある程度把握できる資料を用意しておく必要があり、中でも、それぞれの貸金業者との取引開始時期がわかる資料が重要となります。 2010年6月の改正後は出資法の上限金利が利息制限法と同様に20%に引き下げられましたが、改正前は20%を越える利率で貸し付けを行っている貸金業者がほとんどでした。 そのため、改正前から長期に渡って取引を行っていた場合は利息制限法に基づく引き直し計算によって、借金を大幅に減額できるケースがありますので、忘れずにあらかじめ用意しておきましょう。
こういった資料のほかにも、家計の状況を細かく把握するために普段から家計簿をつけておいて、普段の主な支出をまとめておくなどの工夫も大切ですので、欠かさずつけておくようにしましょう。